太平山だより

「厄除け」のはなし

「厄」は、外からやって来る災いとは少し違います。

厄とは我々が犯した「罪(つみ)・穢(けがれ)」のことなのです。

罪・穢は、特別な犯罪ということではなく、我々が普通に生活している中で犯しているものです。

他人を憎んだり、羨んだりすることも罪や穢れです。

こうした罪・穢が積もり積もって災いを招くのです。

そして、罪・穢を祓って災厄を防ぐのが「厄除祈願」です。

災いを招く厄には個人差があります。例えば、10の厄が積もっても災いがやって来ない人もいれば、5の厄が積もっただけで災いを招いてしまう人もいます。

また、災いを招きやすい時期というものもあります。それが「大厄」にあたります。

厄年にあたる場合、厄除祈願は、なるべくでしたら、他のご祈願とは別に、各個人でされることをおすすめいたします。

2009.12.10